窓を開けての換気、本当に効果があるの?
テレビやインターネットなどで「こまめに窓を開けて、空気の入れ替えをしましょう」と連日報道されていますが、とりあえず言われた通りに換気をしている人は多いのではないのでしょうか?
また報道されている通りやってみてるけど、これって本当に効果があるの?と思いながら換気さているかたも多いのではないのでしょうか?
結論から言いますと効果はあります。と言うか、是非やってください。
なぜかと言いますとそれはコロナウィルスが空気感染(厳密に言えばエアロゾル感染)の可能性があるからです。
一般的にはコロナウィルスは飛沫感染が大半だと言われています。つまり感染者が飛ばすくしゃみ、咳、つばといった飛沫と一緒に放出されたウィルスを吸い込んでしまうことが感染経路の大多数だと言われています。
この場合、つばやしぶきを浴びなければ感染しないので、2m以上のソーシャルディスタンスを推奨されているわけです。距離を取っていれば例えば会話をしていてもウィルスを含んだ飛沫は床に落ちて人が浴びることはありません。
しかし、実はこのような床に落ちたコロナウィルスは飛沫の水分が蒸発し、ウィルスだけが空気中に浮遊するという特徴があるのです。つまり、人がこの空気中に浮遊しているウィルスを吸い込んで感染する可能性が大いにあるのです。
しかもこの乾燥したウィルスは飛散しやすく、およそ三時間は毒性をもっていることが報告されているのです。WHOも2020年7月9日にエアロゾル感染の可能性を指摘しているのです。(出典:WHO 新型コロナウィルスが空気感染するとの書簡https://academic.oup.com/cid/advancearticle/doi/10.1093/cid/ciaa939/5867798)
したがって窓を開けての換気は是非行ってください。できれば3時間に1回以上が望ましいのです。