アルカリ電解水にも色々と種類があります
コロナ禍で洗浄と除菌ができる強アルカリ電解水が注目されてきています。ただ知名度からしたらアルコールや次亜塩素酸水よりないので、まだまだその特徴について皆さんに浸透されていないのです。
特に生成器を購入するときは種類によって、使用方法の違いやそれを間違えると危ないことが起こるので要注意なのです。
まず、そんなに間違えることはないかと思いますが飲料用生成器と間違わないでください。こちらはph8前後の弱アルカリ性で洗浄力や除菌力が弱いというかほぼないのです。
次に塩化ナトリウム(塩)を電解補助剤として使用している生成器についてです。こちらはph12以上の強アルカリですので、洗浄力・除菌力においては申し分ありません。
ただ注意していただきたいのが、電解でアルカリ性の水を生成するのと同時に酸性の水も生成し、塩素ガスも発生させてしまうことです。
酸性水は次亜塩素酸水として殺菌に使用することが出来ますが、強アルカリ電解水を使用することが目的であればそんなに必要ないかと思います。このいらない酸性水は流して処理するのですが、基本的に酸化力があるので何回か使用しているうちに流したシンクや排水溝が錆びる可能性があるのです。
また塩素ガスについては、生成するときに窓を開けるなど十分に換気をして対策してください。
最後に炭酸カリウムを電解補助剤として使用している生成器についてです。こちらもph12以上の強アルカリ性で除菌力・洗浄力については問題ありません。
また塩素ガスや酸性水発生することないので大変使い勝手がよいのです。ネックなのが比較的新しい技術なで、まだ生成器の価格自体が高いので導入しようとしたときにどうしても初期費用がかかってしまうことなのです。
ただ酸性水処理や塩素ガス対策の手間を省くことを考えれば、コスト的には人によっては見合っているかもしれません。
リースなどをおこなっている場合もあるので試してみる価値はあるかと思います。