おすすめの強アルカリ電解水は?失敗しない選び方と注意点
強アルカリ電解水っていろいろあるけど、どのような強アルカリ電解水を選んだらいいの?
おすすめってあるの?
まとめサイトなどで色んな商品ついて解説をされているけど、違いがよくわからない…。
私の個人的な見解としては、商品そのものよりも、商品を選ぶポイントが何点かあると感じています。
また最近注意するべき商品もいくつか出回っているので、それについても解説していきます。
強アルカリ電解水を選ぶときのポイント
選ぶときのポイントは主に3つ。ここさえ押さえてれば、強アルカリ電解水選びに時間をかけなくて済みます。何種類か買って実験…なんてこともなくなります。
〇ph値(水素イオン濃度)が12.5以上
強アルカリ電解水のph値が12.5以上あれば、まず間違いありません。ph12.5あれば、ある程強力なウィルスに対しても即効性があります。
細菌やウィルスには適正ph生息範囲があり、その範囲から外れたら死んでしまうからです。(一部例外あり)
なので、普段使いもph12.5の強アルカリ電解水でも構わないのですが、コスト的には10倍に薄めて普段はph11.5のものを使用することをおすすめします。
トイレや嘔吐物あとなどの強い汚れに対してはph12.5以上の強アルカリ電解水を原液で使用するのがよいでしょう。
〇水以外の物質の含有率が0.2%以下
通常強アルカリ電解水は少量の“塩化ナトリウム”か“炭酸カリウム”が含まれる水が電気分解されて生成されます。
その時の濃度が約0.1%~0.2%になります。このくらいの含有率でしたらモノを洗浄しても残留する薬品がなく、モノを劣化させたり、手に化学火傷を負わせるということがありません。
〇成分は“炭酸カリウム”含有がおすすめ
メリットとしては金属に使用できる点です。炭酸カリウム含有の強アルカリ電解水はサビの原因となる塩素イオンが一切含まれていないのです。
水道水や塩化ナトリウムを電解剤として使用する強アルカリ電解水は、塩素イオンを含んでいます。塩素イオンは空気中の水分を集めてサビを進行させる性質を持っているのです。
強アルカリ電解水を選ぶときの注意点
選ぶときのポイントは解説しているwebサイトや販売企業などはありますが、注意点を解説しているところは少ないみたいですので、説明していきたいと思います。実は結構重要なことです。
〇成分表記されてない、もしくは「水100%」とうたっている
成分表記されてないもしくは「水100%」とうたっているなどの正しい品質情報を明示されていない強アルカリ電解水については避けたほうがよいです。
その場合は、強アルカリ電解水を販売している企業が販売のためにあえて「水100%」表記しているか、本当に「水100%」と思いこんでいる可能性が高いです。
強アルカリ電解水は約99.9%は水になりますが残りの0.1%は他の物質になります。確かにこの場合成分としては「水」となるので表記自体は法律上問題ないかもしれませんが、誠実にお客様に対して対応するのならば、誤解を生むような表記は避けるべきだと私は考えます。
〇薬品含有率をあげた”自称アルカリ電解水“
最近はそこまで見なくなりましたが、単純に水の中に水酸化ナトリウムなどの化学薬品を多く水に入れて電解しないで“強アルカリ電解水”と称している製品もたまにありますので気を付けましょう。
確かに塩化ナトリウムは電気分解後に水酸化ナトリウムに変化し、その含有率は0.1~0.2%ほどで極めて低いものになります。
しかし、単純に水に水酸化ナトリウムを直接入れてアルカリ度を上げているいわゆる”自称強アルカリ電解水“は水酸化ナトリウムの含有率が2%以上になっています。
2%以上になるとある程度の刺激性物質となり、使用するときに手袋はもちろんのこと目を保護するメガネやゴーグルを着用することが必須となります。
品質表示の含有率の表記を確認し、含有率0.2%以下、もしくは含有率の表記がないものについては避けることで、このような製品にあたることはなくなるでしょう。
きちんとした強アルカリ電解水を選んだ時の効果
これまで強アルカリ電解水の選ぶときのポイントと注意点について解説してきましたが、これらのポイントをつかんだ強アルカリ電解水は他の洗浄水にはない効果があります。
〇サビを防ぐことができる
炭酸カリウムを電解剤として使っている強アルカリ電解水は、塩素イオンがないためサビを進行させる性質がありません。また逆に還元力があるので物質の酸化を抑える性質があります。
〇刺激性がないので、安心して使用できる
物質を酸化させるのではなく、還元させるので手に直接触れても問題はないです。今まで使用した洗浄水と変えることで手荒れの防止にもつながります。それゆえ赤ちゃんやお子様用のおもちゃに使用しても安全です。
実際に刺激性のテストもおもなっており、目に点眼しても眼球の細胞が死なないことが証明されています。(下図参照)
〇細菌やカビがつきにくくなる
細菌やカビのエサとなる汚染物質を洗い流すことが出来る点と、pH11.5以上というアルカリ性の性質がに対して細菌やカビを繁殖させにくい環境を作るからです。
以上、強アルカリ電解水の選ぶときのポイントについて話してきましたが、これらのポイントを押さえれば間違えない強アルカリ電解水が購入できるかと思います。皆様の参考になっていただければ幸いです。