100円ショップの強アルカリ電解水とちょっと高めのものはどう違うの?
と、表題のような質問をよく受けます。そうですよね、同じ効果だったら安い方がいいに決まっています。
結論から言いますと成分が違うのです。市販されている強アルカリ電解水は主に塩化ナトリウム水溶液(食塩水)を電解してできたものと炭酸カリウム水溶液(麺をほぐすのに使われるかんすい)を電解したものになります。
某100円ショップの商品の成分表を見てみるとこんな感じになります。
こちらは塩化ナトリウム水溶液を電解したものになります。電解して低濃度の水酸化ナトリウム水溶液となっています。(たまに水100%と記載されている商品がありますが、あえて記載していないだけなので気をつけましょう)
pHもきちんと12.5以上ありますし、洗浄力も高いです。
ただ弱点がありまして塩化ナトリウム(食塩)が使われているために錆びの原因となり、機械や金属の洗浄に向かないのです。ですので、このタイプのアルカリ電解水を使用するときは金属製のものには使用しないでください。
炭酸カリウム水溶液を電解したもの(水酸化カリウム水溶液0.18%)はアルミ以外の金属と革製品に利用できるのです。精密機械の部品洗浄には実は主にコチラが使われているのです。
これが安い強アルカリ電解水と高いアルカリ電解水の差なのですが注意していただきたいのが、高い電解水でも電解質が塩化ナトリウムのものがあります。
購入するときは成分表を見て購入するのが無難でしょう。