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嘔吐物の処理、アルコールで消毒していませんか?

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お子様や年配の方が具合が悪く嘔吐した場合、よく見られる場面としてアルコールで消毒しているところです。

 嘔吐物あとの除菌はアルコールではなく、次亜塩素酸ナトリウムや次亜塩素酸水や強アルカリ電解水がよいのです。

 なぜなら嘔吐物にはノロウィルスやロタウィルスなどが含まれている可能性があり、アルコールはそれらのウィルスを殺菌することはできないのです。(厳密には時間がかかるということではありますが。。。)

 ウィルスには2種類あって、油の膜で囲まれたエンベロープウィルスと囲まれてないノンエンベロープウィルスがあります。

 アルコールはエンベロープウィルスの油の膜と反応して、細胞の構造を破壊します。

 ノロウィルスはノンエンベロープウィルスに分類されます。つまりこのノンエンベロープウィルスに分類されるウィルスはアルコールが効きにくいのです。

 嘔吐物あとの除菌については、嘔吐物を処理して、そのあと中性洗剤を水で一方向に拭いてください。その後、乾いた布で乾拭きして除菌として次亜塩素酸水や次亜塩素ナトリウムをしみ込ませた布を跡において、また乾拭きしてください。

 強アルカリ電解水の場合は嘔吐物を処理したあと、スプレーするか強アルカリ電解水を含んだ布を置いて1分~2分放置し、その後乾拭きしてください。洗浄と除菌を1回でおこなってくれるので拭くのは1回で良いのです。

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