グリストラップの清掃がいらなくなる?
食品工場での悪臭や虫が発生する原因として、グリストラップや排水溝にたまった油やサビが挙げられます。こうなると細菌が増殖して、HACCPの必須管理点においても影響を及ぼします。
よく工場長や現場監督者からの相談でこのようなものが多いです。HACCPが義務化してからさらに多くなりました。
これらを防ぐ考えられるひとつの方法として、まずグリストラップにおいてはこまめな清掃をすることです。目安としてバスケットは毎日1回、槽内に浮かんでいる油は月に1回、流出口は2か月~3か月が目安です。(下図参照)
なぜなら工場で使用する油や除菌用の次亜塩素酸水は酸化させる力があり、これらを使用している限りは、グリストラップや排水パイプなどの酸化により、それをエサとする菌が繁殖しやすい環境を作るからです。
それではどのようにすれば根本的な解決になるでしょうか?
一つ提案させていただきたいのが、ここは思い切って除菌水を強アルカリ電解水に変更することです。なぜなら強アルカリ電解水の特徴として①脱脂力と②還元力があるからです。
強アルカリ電解水を除菌水に変えて排水し場合、以上の特徴からグリストラップに溜まった油を取り除き、酸化を抑えるのです。
常に排水されているので、グリストラップや排水口はバクテリアや細菌が繁殖しにくい環境となるのです。